印刷製品にQRコードをバリアブル印刷(可変印刷)

印刷物の一枚一枚に異なる情報を印刷するバリアブル印刷(可変印刷)と、QRコードを組み合わせることで、より高度なパーソナライズ化された印刷物を作成できます。

(バリアブル印刷の詳細は、違う内容をまとめて印刷 バリアブル(可変)印刷を詳しく紹介を参照)

QRコードとは?


QRコードは、スマートフォンなどで簡単に読み取ることができる二次元コードの一種です。小さな正方形の中に、大量の情報を符号化して記録することができます。

QRコードの特徴


情報量の多さ

文字だけでなく、URL、電話番号、メールアドレス、位置情報など、様々な種類の情報を格納できます。


高速読み取り

スマートフォンのカメラで簡単に読み取ることができ、すぐに対応する情報にアクセスできます。


誤り訂正機能

汚れや破損があっても、ある程度復元できる機能があり、読み取りやすくなっています。


小型化

非常に小さなスペースに多くの情報を詰め込むことができるため、様々な場所に表示できます。

QRコードの構造


QRコードは、一見複雑に見えるパターンですが、実は非常に規則的な構造をしています。この構造のおかげで、小さなスペースに大量の情報を効率的に格納し、高精度な読み取りを可能にしています。

バリアブル印刷(可変印刷)とは?

バリアブル印刷(可変印刷)とは、文字や画像などを1枚1枚異なる内容で印刷する印刷方法のことです。通常の印刷は、同じ内容のものを、大量に複製することができることが大きなメリットです。ただ、消費者の嗜好の多様化に合わせて、同じものではなく個々人の嗜好に合わせた印刷物を、早く安く同時に作成したいというニーズが増えたことに対応して、バリアブル印刷の技術が発達しました。これにより、顧客ごとに内容を最適化したOne toOne対応のダイレクトメールなどを早く安く作成することができるようになりました。

QRコードをバリアブル印刷

印刷製品に個別のQRコードを印刷することが可能です。自社サイトへのアクセス促進や数量管理など、ざまざまな用途に活用できます。近年は、QRコードを読むことで抽選ができたり、特別限定サイトに入れるようなさまざまな工夫をおこなう例も増えています。また、QRコードを活用することで、デジタルと紙を融合させ、one to oneマーケティングが可能となります。

QRコードを印刷物で活用するメリット

提供できる情報量が多くなる


印刷物に記載できる情報量は限られていますが、QRコードを使えば、URL、電話番号、メールアドレス、位置情報など、様々な情報をコンパクトに収めることができ、商品やサービスの詳細な情報、キャンペーン内容、クーポンコードなどを、QRコードを通じて手軽に提供できます。

ユーザーの利便性向上


スマートフォンでQRコードを読み取るだけで、目的のウェブサイトやアプリに簡単にアクセスできます。手入力による誤りを防ぎ、ユーザーの利便性を向上させることができます。

マーケティング効果の向上


QRコードを通じて、コミュニケーションが可能になります。QRコードのアクセス数を計測することで、印刷物のマーケティング効果を測定し、今後の施策に活かすことができます。

高い開封率とクリック率

個別化された情報への興味を引き出し、開封率やクリック率の向上に繋がります。

QRコードを活用した印刷物の具体的な事例

印刷媒体の補足

パンフレットやポスターにQRコードを掲載し、商品の詳細ページや動画コンテンツに誘導できるようにすることで、印刷物により詳しい動的なコンテンツを追加できます。また、興味を持ったユーザーをウェブサイトに誘導し、購買意欲を高めることができ、広告効果の測定が可能になります。

イベント告知・参加促進

イベントのチラシ、パンフレット、ポスターにQRコードを掲載し、イベントの詳細情報や参加申込フォームにリンクさせることで、イベントの詳細を紙面の大きさに関係なく告知できるだけでなく、参加申込まで完結でき、運営の効率化に繋がります。

クーポン・キャンペーン

チラシ、パンフ、商品券などにQRコードを印刷し、スマートフォンでクーポンを提示することで割引や特典を受けられるようにすることで、顧客の購買意欲を高めることができるだけでなく、顧客とのエンゲージメントを高めることができます。

アンケート

商品購入後のアンケートにQRコードを掲載し、スマートフォンから簡単にアンケートに回答できるようにすることで、顧客の声をリアルタイムで収集でき、商品やサービスの改善に繋げることができ、顧客満足度を向上させることができます。

QRコードを活用した印刷物を作成する手順

データの準備

QRコードに埋め込む可変データを準備します。ExcelやCSVなどの形式で、各QRコードに対応する情報をリスト化したものになります。例えば、顧客ID、商品番号、URLなどがあります。QRコードに共通して埋め込む固定データがある場合は、別途準備します。例えば、自社サイトのURLやイベント名などです。

QRコード生成

可変データと固定データをもとに、QRコードを生成します。QRコード作成ツールは、オンラインのものやソフトウェアとして提供されているものがあります。ツールによっては、可変データを読み込んで一括でQRコードを生成できるものもあります。

デザイン作成

QRコードを印刷する用紙や媒体のレイアウトを作成します。作成したQRコードをレイアウト上の適切な位置に配置します。

印刷

印刷機やソフトウェアの可変印刷機能を利用して、QRコードとその他の情報を印刷します。本印刷の前に、テスト印刷でQRコードが正しく読み取れるか確認します。

QRコードを活用した印刷物を作成する際の注意点

QRコードのデザインと印刷に関する注意点

1.QRコードは、読み取り機で正しく認識できるよう、適切なサイズで作成する必要があります。小さすぎると読み取りにくくなり、大きすぎるとデザインの邪魔になることがあります。
2.QRコードの周囲に十分なマージンを設け、他の要素と重ならないようにしましょう。
3.高解像度の画像で印刷し、インクのにじみや切れがないように注意しましょう。特に、細かい部分が多いQRコードは、印刷品質が読み取りやすさに大きく影響します。
4.光沢のある紙や、凹凸のある紙は、QRコードの読み取りに影響を与える可能性があります。できるだけ平らで光沢のない紙を選ぶようにしましょう。
5.QRコードの色は、背景色とのコントラストがはっきりするように選びましょう。黒色のQRコードを白背景に配置するのが一般的ですが、デザインに合わせて他の色を使うことも可能です。


QRコードの設置場所と誘導に関する注意点

1.QRコードは、人が自然と目に入る場所に設置しましょう。チラシであれば中央部や、商品パッケージであれば正面など、視覚的に分かりやすい位置がおすすめです。
2.QRコードの隣に、スマートフォンで読み込んでほしい旨を伝える誘導文を記載しましょう。「スマートフォンで読み取ると…」や「QRコードを読み込んで詳細をチェック!」などのシンプルな文言が効果的です。

QRコードの活用方法に関する注意点

1.QRコードを読み込んだ後に表示されるコンテンツは、魅力的で役に立つものでなければなりません。ユーザーの期待に応えられるようなコンテンツを用意しましょう。
2.QRコードを読み込んでからコンテンツが表示されるまでの時間が長すぎると、ユーザーの興味を失ってしまう可能性があります。高速なサーバーでコンテンツを配信するようにしましょう。

QRコード印刷 当社の強み

特徴①訪問・Webで気軽に相談できる

QRコードに関することはもちろん、印刷及び印刷周辺業務についても気楽に相談できます。メール・電話はもちろん、当社営業担当による訪問・Webでの無料相談も可能です。

(詳細は、気軽に相談できる3つの理由を参照)

特徴②取扱印刷物多数・高品質でご提供

「各種印刷物・印刷物周辺の取扱いサービスが豊富」「デザイナー、印刷工場、加工工場自社所有」「日本で唯一の技術と品質にこだわる風土」により、どのような製品についても、高品質、お手頃価格でご提供します。

(詳細は、取扱印刷物多数・高品質でご提供を参照)

特徴③豊富な印刷物実績とノウハウ多数

「年間5,000を超える印刷物を長年作成」しています。また、QRコードの印刷実績も豊富にあります。実績から得たノウハウで、様々な課題を解決いたします。

(詳細は、豊富な印刷物実績とノウハウ多数を参照)

特徴④デジタル印刷機・オフセット印刷機で様々なニーズに対応

印刷拠点の常盤台工場に、オフセット印刷機とデジタル印刷機を所有しております。バリアブル印刷の多くは、デジタル印刷機を使用しますが、内容によっては、オフセット印刷機を使用します。常盤台工場のオフセット印刷では、Japan Colorの標準印刷認証に加えて、全国で35社41工場しか取得できていない、より高度はマッチング認証も取得しています。更に、「QC鳥瞰図管理法」という色度図を用いた高度な色調管理も取り入れています。また、デジタル印刷機を活用したオンディマンド印刷(必要な時に必要な枚数だけ印刷)にも対応しております。

(高度な色調管理の詳細は、印刷で色が変わる・色が合わない問題を解決するソリューションを参照)

(デジタル印刷機の詳細は、デジタル印刷機を使った印刷ソリューションを参照)

特徴⑤プライバシーマークを取得している

当社は個人情報の取扱いを適切に行う体制等を整備しているプライバシーマークを取得しております。

(詳しくは、プライバシーマークの取得を参照)

バリアブル印刷(可変印刷) QRコード以外の活用方法

顧客ごとに記載内容を変更し一気に印刷

DMやカタログ等で、基本デザインは統一しながら、一部分(複数個所も可能)を、顧客の特性にあわせた内容に可変させて印刷できます。テキストだけでなく、画像も可能です。

(詳しくは、バリアブル印刷(可変印刷)の活用事例・製品例を参照)

宛名印字

ハガキ・圧着ハガキ・封筒・DM作成時に、住所・名前・差出人・郵便番号コードを1枚ずつ変更して印刷することが可能です。絵柄や会社のロゴ等の共通部分ある場合も同時に印刷することができます。

(詳しくは、【バリアブル印刷】ハガキ・封筒への宛名・差出人を印刷を参照)

ナンバリング印字

特典をつけたチケット・お買物券・優待券等を発行する際に、複製防止や特典発行数量を制御をしたい場合があります。このような場合に、同じ絵柄の印刷物にナンバリング印字をおこなうことで、数量管理をおこなうことが可能です。

(詳しくは、【バリアブル印刷】同じ絵柄の印刷物にナンバリングを印字を参照)

座席番号印刷

コンサートチケットなど、一枚ごとに異なる座席番号を印字することが可能です。コンサートチケットやスポーツ観戦チケットなどのように、基本の絵柄は同じでも、日程及び座席番号が違うものを同時に印刷することが可能です。

(詳しくは、【バリアブル印刷】同じ絵柄と異なる座席番号を同時に印刷を参照)

抽選券印刷

抽選券の当たり券とはずれ券を同時に作成することが可能です。1等賞や2等賞などの当たりが複数あるものも作成でき、当たり枚数を数量指定することも可能です。

(詳しくは、【バリアブル印刷】抽選券の当たり券とはずれ券を同時に作成を参照)

POP印刷

基本フォーマットは同じで、告知内容部分だけを変更したPOPを同時に作成することが可能です。店舗におけるPOPを作成する際に、統一感は出しながら内容を変えたい場合や、時間帯により差し替えたい場合等に活用できます。

(詳しくは、【バリアブル印刷】同じ絵柄で記載内容が違うPOPを作成を参照)

当社は、デジタル印刷機を自社で保有しており、実績も豊富です。ざまざまな要望を含めて、ご希望のものを作成いたします。

詳しくは、電話03-3814-8131もしくは、問い合わせフォームでお気軽にお問い合わせください。

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